ちはやふる 7話 感想
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2011/11/16
ちはやふる 7話 「ひとこそみえねあきはきにけり」 感想
かなちゃんが入って少しは様になってきたかるた部。
でも部として認められるにはあと2人必要なわけで。
そこでスカウトの対象になったのが、
太一に次ぐ学年2位の机くんこと駒野君でした。
かなちゃんが入ると活動の幅も広がるし、
胸もあって華やかさもでてきますね。
千早は美人だけど、これですからw
もっともまだ2人足りないということで、
スカウト活動に出た千早。
わいろのジャムパン片手に、狙うは学年2位の机くん。
あかん、こういうの全部べっかんこう立ちに見えるてくる…
机君の象徴である机ごと拉致ってくる千早。
強引だけど、消極的な人にはこういう方が良いもんだよ。
同じ秀才でも記憶力に長けた太一と、
分析力に秀でた机君は違う魅力を発揮していくことになるし、
目をつけた千早の人選はGJなのでしょう。
そういうわけで連れてきてはみたものの、
机君があっさり承諾するわけもなく。
記憶力が大事と言うなら裏返しでやってみろと、
裏返しでかるたをすることに。
これまで千早に勝てなかった太一は、ここで初めての勝利。
速さだけでは駄目ってことですね。
そのまま去ろうとする机くんに、追いかける太一。
「きついけどやってんだ 負けるけどやってんだ 勝った時どんだけ嬉しいか」
太一が使った説得の言葉。
これ、1週前だったらあまり説得力がないというか、
それ以前に本人の口から出てこなかっただろうね。
だってお前千早の後を追っかけてるだけじゃんってなるし、
本人だって千早のためとしか思ってないだろうしね。
机くんは全く意図していないことだけど、
結果的に机くんの提案で最初に大きく変わったのは太一だったわけで、
具体的にはこのときなのでしょう。
新の呪縛、母親の呪縛、千早への想いという名の呪縛、
幾重にも張り巡らされた制約から解き放たれ、
本人すらも気付いていなかったかもしれない、
いや気付いていてもあえて目を逸らしていたかもしれない、
かるたで勝ちたいという最もシンプルなはずの欲求が、
戦う者としての自覚が潜在的だったものがようやく表に出てきたと。
だから口に出せた言葉なんでしょうね。
ある意味、太一の成長回だったのかな。
そして最後、自ら象徴でもあった机を放り出して駆け出す机くん。
机くんにはまだ越える壁は一杯あるのだけれど、
それを超えていく大きな一歩を歩み出せたわけですね。
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