ちはやふる 10話「ゆくもかへるもわかれては」 感想
近江神宮での全国大会出場を目指し、予選に挑むことに。
かなちゃんとの約束通り袴姿で臨んだわけだけど、
千早はやっぱり美人ですね。
でも、かなり浮いているのも確かなわけで、
自分がこの立場だと少し恥ずかしいかも。
かなちゃんは普段は古典や和歌が好きな夢見る乙女っぽいんだけど、
しっかりパンフレットを用意するあたり、
現実的な現代っ子らしさもちゃんとあるんですよね。
そこら辺がアニメ的にはというか萌え的にはどうなのかとも思うけれど、
逆にキャラのリアルっぽさにはつながっているように思います。
袴姿は千早たちだけで、当然ながら他は皆普通の服。
ここで再会したのがヒョロ君なのだけど、
小学生編で見たときは1回限りだと思っただけに、
お前また出てきたのかとちょっとビックリしたものですw
でも、ヒョロットカードをはじめ、良い味出してくるんですよね。
そして始まった試合。
慣れない格好に踏んづけてこけたりもしたけれど、
千早・太一・肉まん君の3人は順当に勝ち団体予選も勝っていきます。
かなちゃんも最初は負けたけど、その後勝ってよかったですね。
問題はその後で、結局数合わせだろと机君が抜け出してしまい、
準決勝を4人で戦うことに。
まぁ、机君の気持ちも分かるけどね。
千早は休みの度にメールを打ちに行き、
新しか目に入っていないと勘違いされかねない状況だったし、
太一と肉まん君の会話では強い奴は机君に当てれば良いみたいな会話で、
心情的には面白くないだろうからね。
でもなぁ、どうなんだろ。
まだ初心者の頃は負けても当然なんだし、
強い奴が弱い自分に当たればチームにはプラスなんだよね。
自分も別のスポーツで大会に出て、
団体の地区予選でその後の個人戦を制した人と戦ったことあるけど、
自分はまだ弱かったからやっぱりボロ負けしたんだよね。
でも、組み合わせの妙でチームとしては接戦だったわけで、
その人が自分に当たってくれてよかったと思ったものだし。
それと、あれがこの地区の一番の実力なんだと知ることもできたから、
自分のその後に少なからず活きたしね。
例えそのときは数合わせでも、後に戦力になるための準備期間と思えば、
強い人とぶつけられることは得がたい経験なんですよね。
まぁそんなわけで準決勝。
負けられないとプレッシャーを受けて今度は千早が潰れそうに。
全体的にまずい空気になりそうなところ、
それを払拭してくれたのが太一でした。
千早に余計なプレッシャーを与えてしまったり、
まだいろいろ失敗することもあるけれど、
少しずつリーダーらしく成長していく太一の片鱗が見え始めた感じですね。
まぁ、千早は息をすれば勝てるってのは、
対戦相手に聞かれたら誤解を招きかねないので、
耳元で小声で言う程度にすべきなんでしょうけど。
でも、言っていること自体はこれが正解だと思います。
下手な言葉では奇麗事だけで何の効果も生まないでしょうし。
普段から自然体で過ごしている人はそんな馬鹿なって思うかもしれないけど、
そういうことってあるんですよね。
自分も根を詰めすぎた時期があって、ある時ゆっくり深呼吸をしたら、
それだけで周りの景色が全部変わりました。
ほんの一瞬のことだけど、いろんな意味で衝撃的な瞬間でした。
自分を追い詰めちゃう人ほど、深呼吸ってかなり効果的なんですよ。
普段の自分を取り戻した千早が逆転し、無事決勝進出。
机君も戻りまた1つになったわけですが、
感動路線よりも一番心に残ったのは須藤先輩の一言。
「きれいな子をいじめたい」
うん、それは確かに真理ですw