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ゲームに関する記事はこちらへ移転しました。
ADVGAMER

移転作業完了

ようやくと言いますか、
ほぼ移転作業が完了いたしました。

このブログではじめましてな方向けに補足しますと、
もともとは「おいら的ゲーム今昔」で書いていたのですが、
その中のゲーム記事をこっちに移転してきました。

ここ1ヶ月は以前掲載した約2年分の記事を移転していたため、
毎日の更新量が非常に多くなっていました。
大体1日で1ヶ月分を回していた感じですしね。

通常は1日1~2記事が精一杯ですので、
これからはのんびりとしたペースになると思います。

ただ、これまでは前編後編的感覚で総論各論と、
1作品を2回に分けて書いていたのですが、
大物も減ってきたこともありますし見る方も見辛いかもということで、
1作品1記事の割合が増えていくと思います。
今年中は半々くらいかと思いますが、
来年はほとんどが1作品1記事になるんじゃないかと思います。

今後の方針ですが、一応こちらではゲームをメインとしつつ、
文房具等纏まった内容の記事も扱う予定で、
当分は毎日更新できると思います。

当初はゲームに特化させようかとも思いましたが、
ゲームと文具なんて組み合わせも他ではあまりないでしょうし、
中にはこんなのがあっても良いかなと思いまして。
ゲームも筆記具も興味のない人には理解されにくい、
少しマイナーっぽいところは似ていると思いますしね。

他方、アニメの感想とか雑記的なことは、
「おいら的ゲーム今昔別館」扱いにする予定で、
そちらは週に何回かの更新って感じになるかと思います。

そんなわけで、リニューアルオープンみたいな感じですが、
あらためてよろしくお願いいたします。

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アダルトゲームの周期

勝手に感じた周期説第2弾。

もう崩壊したかもしれませんが、
個人的にはアダルトゲームは、
オリンピックイヤーに到達点や節目があったように思うわけでして。

まずは1988年。
85年以降美少女ゲームが出て来たわけですが、
当初はCG集にHシーンがついただけのも多かったです。
そこから少しずつ進化していくわけですが、
88年になって『リップスティックアドベンチャー』や、
『カオスエンジェルズ』などが出てきました。
ようやく一般作にも劣らない素晴らしい作品が出だしたのが、
この年だったと思うんですよね。

ついで1992年。
大傑作『同級生』が発売された年。
アダルトゲームに革命が起きた年とも言えるでしょう。
もちろん『同級生』だけでなく、
『DE・JA2』や『狂った果実』など名作や話題作も多い年でした。
89年以後、一般のADVはどんどん衰退していきました。
それに反するかのように、
アダルトゲームのADVは89年以降、独自の進化を遂げていきました。
物語上にヒロインを置くのも美少女ゲームならではでしたし、
オムニバスやP&C式など様々な試みがなされた作品も出だしました。
いろいろ模索していた時期でもあり、
その結果一般のADVよりもゲーム的に優れたものも出て来ました。
『同級生』はその象徴的存在であり、
ADVの中心はアダルトゲームになったことのあらわれでもありました。

そして1996年。
アダルトゲーム史上最高の年。
『YU-NO』や『鬼畜王ランス』を筆頭に、
傑作や名作に事欠かない年でした。
実質的にPC-98のアダルトゲームの最後の年であって、
大手の各社が集大成的な作品を生み出していました。
93年はまだ模索的な年でもありましたが、
94年以降はまさに成熟期。
数多の名作ソフトが誕生しました。
94年ごろからピークになりだし、
その最高到達点が96年ってところでしょうね。

2000年。
ノベル全盛時代突入。
97年以降はメインストリームがPC-98からWIN95へと移り、
それに伴い再びアダルトゲームは模索期に入りました。
ハードの変化もありましたが、
それ以上にwindows95からの新規ユーザーの趣向の違いの方が、
大きく影響したように思われます。
当初はいろんなタイプのゲームがあったわけですが、
次第にユーザーに評判の良いジャンル、
つまりノベル物の比重が大きくなっていきました。
今ではアダルトゲームの9割以上がノベル系ADVですが、
今のような総ノベルゲー時代に突入したのは、
2000年からと言えるでしょう。
いろいろ試行錯誤があってその辿りついた結果がこれだったという意味で、
節目となった年のように思われます。

2004年。
2000年にほとんどノベルという状況に至ったわけですが、
2000年のノベルにはいろんな物語のジャンルがあったと思います。
また昔からのADVの影響もあって、
1つの作品に様々な傾向や要素が積み込まれていました。
言うなれば、大作思考ってところでしょうか。
2001年にも若干その名残はありますが、
2002年から劇的に変化していきます。
大作思考っていうより、1点集中型になっていったんですね。
ミクロな視点では、1つのゲームにいろんな要素が含まれるのではなく、
何かしらの属性に特化した作品が増えていきました。
マクロな視点では、様々な物語のジャンルの中から、
よく売れるジャンルに偏っていきました。
2002年以降に本格的にアダルトゲームをプレイしだした人には、
この変化は分かりにくいかもしれませんけどね。
例えば、時々ですが、
陵辱ゲーでストーリーの良い物ってのが理解できないって人がいます。
昔はそういうのも多かったんですけどね、
今は陵辱なら陵辱のみとか、陵辱のある態様にこだわった作品ばっかなので、
ストーリーの良いやつがないんですよね。
陵辱ゲーは陵辱だけが目的のゲームになってしまって、
そこからの主張みたいなのが見えてくるゲームが激減したのですよ。
物がないから、当然理解出来ない人も出てくるってわけなんでしょう。
こうした変化の中で一応の節目になったのが2004年だと思います。
やや上記の他の年に比べるとインパクトが弱いですが、
多くの有力メーカーが話題作を出した年でもありますし、
新世紀に入ってからは一番盛り上がった年ではあると思うんですよね。

と、ここまでは4年ごとにある傾向の到達点・節目的感じがあったのですが、
2008年は特に何もなかったですね。
2005年にファンディスクが増え、
陵辱系では2006年以降は低価格物が増えていきました。
低価格物の増加と充実は2005年以降の傾向ではあるのでしょうが、
2008年に何かしらの成果があったかというと、
必ずしもそうでもないですしね。
また、2008年の作品では、
グラフィック面での見せ方に特徴のある作品が増えています。
もっとも、だからと言ってこれで流れが変わったかというと、
必ずしもそうとも思えないんですよね。
ですので、今回の話は、
1985年から2004年までに妥当した周期説ってとこでしょうか。
まぁ、2008年に関しては網羅したとはいえませんので、
もしかしたら今後何か見えてくるかもしれませんけどね。

相互リンク一覧

あいさつ

これまでのブログが混沌としてきていることから、
こちらではゲームレビューに特化させていきたいと思います。