新世紀GPXサイバーフォーミュラ BD OVA Series +日記
「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」のOVAの方のBDが発売されるんですね。
TV版も好きだけど、それ以上にOVA版が好きなので、
これは非常に欲しいですね。
前にも書いたような気がするけれど、
オリジナルのTV版は当初はそれほど面白いものでもなかったわけでして。
スポンサーの関係で途中で方針が変わってから、格段に面白くなったんですよね。
そんなものだから最初は面白くなるのを知らずに、
途中で見るのを止めてしまっていました。
後にTV版の総集編とSAGAのOVAを借りて見て、それで一気にはまり、
結局シリーズ全作品を見るほどにはまることになりました。
だから見る順番がバラバラになってしまったのですが、
きっかけになったという意味も含めて、SAGAは特に思い入れが強いのかなと。
それまではあまりOVAを見る習慣がなかったのだけれど、
サイバーフォーミュラSAGAのOPを見て、
OVAってやっぱり凄いんだなと感じたものですから。
SAGA自体は賛否分かれる作品なのかもしれませんが、
個人的には非常に好きですし、
OPに関しては全部のアニメをひっくるめてもかなり好きなんですよね。
ここからは日記。
と言いつつSAGAからの連想もあるので、
サイバーネタが分かりつつエロゲもやる人でないと、
意味の分からない話ではあるのですけれど。
ということで、今ゲームの歴史関連の記事を書いているのですが、
それに関したちょっと先の話です。
サイバーはリアルタイムではなくて、90年代後半にはまったものですから、
人よりちょっと遅れて見たわけですね。
具体的な年は忘れたのですが、98年か99年くらいだったのかな…
で、SAGAに名雲というキャラがいて、アオイの新オーナーになったんです。
そしてアオイに所属している、
過去にチャンピオンにもなった新条を解雇してしまいます。
まだ若い元チャンピオンを何故解雇するのか?
セリフはうろ覚えですが、名雲に言わせれば、
誰もいなかった時のでしょ、あんなチャンピオン、誰が認めるんです?
ということなんですね。
つまり新条はチャンピオンになったのだけれど、
ハヤト、加賀、ランドル、シューマッハ、ロペという実力者らが、
引退したり怪我で休んでいたりで皆いなかった年なんです。
誰もいなかった年にチャンピオンになって、
その人らが帰ってきたら勝てなくなる。
そんなチャンピオンにどれほどの価値があるのかってことですね。
このとき名雲は、同じくアオイに所属していた加賀は残しました。
この時点ではまだ加賀はチャンピオンになっていなかったのだけれど、
(後にチャンピオンになります。)チャンピオンになっていなくても、
連覇もした主人公のハヤトと互角に渡り合った加賀の方が、
誰が見ても新条より実力が上だろうと、名雲はそう言ったわけです。
えらく前振りが長くなったのだけれど、
エロゲにも似たようなことがあった年がありました。
97年です。
今は有力ブランドが数年に1本しか作らないことも多く、
最大手と言われるところが揃ってゲームを出す年は少ないです。
でも昔は、最大手と呼ばれるブランドが毎年何本も出していたんですね。
少なくとも、96年まではそういう状態が続いていました。
じゃあ97年はどうだったのかなのですが、
PC-98時代の3強、特に絶対的王者とも言えたエルフが新作を発売しませんでした。
他もアリスは前年頑張りすぎたからしばらく小物を作って生き抜きすると、
半引退状態でした。
アイデス(F&C)も前半は98時代のユーザー向けの過去作の続編ばかり作り、
WIN95以降の新規ユーザーも視野に入れた動きは年末近くになってからでした。
それに続くブランドとしては、ディーオーはもっぱら移植に精を出し、
新作は調教SLGというマニアックな分野のそれも続編モノでした。
シーズウェアは大エースが抜けたというのもありますが、
移植がメインだったりゲーム機での新作に意識が向いていました。
つまりハヤト、加賀、ランドル、シューマッハ、ロペがいないのと、
同じような状況にあったのです。
そんな状況で取った売上1位に、果たしてどれだけの価値があったのか。
東鳩をはじめ、97年の売上上位作にはそうした疑問が出てしまいます。
現に98年には帰ってきたエルフが『臭作』を発売し、
当時のエロゲ売上歴代1位の記録を打ち出しています。
ほらみろ、エルフが帰ってきて本気を出せば、
新興ブランドなんぞ及びもしないのだと、
エルフファンなどはそう思ったでしょうね。
3強が本気を出せばやっぱり3強が強いのだと、
たぶんそれが当時の共通認識だったのではないでしょうか。
サイバーでは結局その後、新条はチャンピオンになっていません。
だから新条の時代云々と言い出す人はいないでしょう。
でも、もしなっていたら、これからは新条の時代と言う人はいたでしょうね。
そういう観点で言うのならば、
エロゲの流れが決定的に変わったのは99年なのでしょう。
当時は自分でプレイして何か普通に面白いって程のゲームだよなって印象でしたが、
市場の流れという意味では『こみっくパーティー』の成功が大きかったのかなと。
今頃になってこみパの果たした意義が分かってきたように思います。
アイデスから主力をごっそり引き抜いたleaf東京の成功は、
リーフの躍進と共に事実上アイデスの存在を消し去ってしまいましたからね。
まぁ同時にリーフ本流すらも食ってしまった感がありますけど…
leaf東京ができてまだゲームも出ていない本当の初期の頃、
leaf東京の成否が今後の流れの鍵を握るとの意見はその時からありましたが、
あの時の私はそんな大げさなと思っていたものでした。
でも、今にしてみれば、そう言っていた人の見方が正しかったのだなと、
99年が大きな分岐点だったのだなと、
調べたり考えたりするほどそう思えてくるのです。
TV版も好きだけど、それ以上にOVA版が好きなので、
これは非常に欲しいですね。
前にも書いたような気がするけれど、
オリジナルのTV版は当初はそれほど面白いものでもなかったわけでして。
スポンサーの関係で途中で方針が変わってから、格段に面白くなったんですよね。
そんなものだから最初は面白くなるのを知らずに、
途中で見るのを止めてしまっていました。
後にTV版の総集編とSAGAのOVAを借りて見て、それで一気にはまり、
結局シリーズ全作品を見るほどにはまることになりました。
だから見る順番がバラバラになってしまったのですが、
きっかけになったという意味も含めて、SAGAは特に思い入れが強いのかなと。
それまではあまりOVAを見る習慣がなかったのだけれど、
サイバーフォーミュラSAGAのOPを見て、
OVAってやっぱり凄いんだなと感じたものですから。
SAGA自体は賛否分かれる作品なのかもしれませんが、
個人的には非常に好きですし、
OPに関しては全部のアニメをひっくるめてもかなり好きなんですよね。
ここからは日記。
と言いつつSAGAからの連想もあるので、
サイバーネタが分かりつつエロゲもやる人でないと、
意味の分からない話ではあるのですけれど。
ということで、今ゲームの歴史関連の記事を書いているのですが、
それに関したちょっと先の話です。
サイバーはリアルタイムではなくて、90年代後半にはまったものですから、
人よりちょっと遅れて見たわけですね。
具体的な年は忘れたのですが、98年か99年くらいだったのかな…
で、SAGAに名雲というキャラがいて、アオイの新オーナーになったんです。
そしてアオイに所属している、
過去にチャンピオンにもなった新条を解雇してしまいます。
まだ若い元チャンピオンを何故解雇するのか?
セリフはうろ覚えですが、名雲に言わせれば、
誰もいなかった時のでしょ、あんなチャンピオン、誰が認めるんです?
ということなんですね。
つまり新条はチャンピオンになったのだけれど、
ハヤト、加賀、ランドル、シューマッハ、ロペという実力者らが、
引退したり怪我で休んでいたりで皆いなかった年なんです。
誰もいなかった年にチャンピオンになって、
その人らが帰ってきたら勝てなくなる。
そんなチャンピオンにどれほどの価値があるのかってことですね。
このとき名雲は、同じくアオイに所属していた加賀は残しました。
この時点ではまだ加賀はチャンピオンになっていなかったのだけれど、
(後にチャンピオンになります。)チャンピオンになっていなくても、
連覇もした主人公のハヤトと互角に渡り合った加賀の方が、
誰が見ても新条より実力が上だろうと、名雲はそう言ったわけです。
えらく前振りが長くなったのだけれど、
エロゲにも似たようなことがあった年がありました。
97年です。
今は有力ブランドが数年に1本しか作らないことも多く、
最大手と言われるところが揃ってゲームを出す年は少ないです。
でも昔は、最大手と呼ばれるブランドが毎年何本も出していたんですね。
少なくとも、96年まではそういう状態が続いていました。
じゃあ97年はどうだったのかなのですが、
PC-98時代の3強、特に絶対的王者とも言えたエルフが新作を発売しませんでした。
他もアリスは前年頑張りすぎたからしばらく小物を作って生き抜きすると、
半引退状態でした。
アイデス(F&C)も前半は98時代のユーザー向けの過去作の続編ばかり作り、
WIN95以降の新規ユーザーも視野に入れた動きは年末近くになってからでした。
それに続くブランドとしては、ディーオーはもっぱら移植に精を出し、
新作は調教SLGというマニアックな分野のそれも続編モノでした。
シーズウェアは大エースが抜けたというのもありますが、
移植がメインだったりゲーム機での新作に意識が向いていました。
つまりハヤト、加賀、ランドル、シューマッハ、ロペがいないのと、
同じような状況にあったのです。
そんな状況で取った売上1位に、果たしてどれだけの価値があったのか。
東鳩をはじめ、97年の売上上位作にはそうした疑問が出てしまいます。
現に98年には帰ってきたエルフが『臭作』を発売し、
当時のエロゲ売上歴代1位の記録を打ち出しています。
ほらみろ、エルフが帰ってきて本気を出せば、
新興ブランドなんぞ及びもしないのだと、
エルフファンなどはそう思ったでしょうね。
3強が本気を出せばやっぱり3強が強いのだと、
たぶんそれが当時の共通認識だったのではないでしょうか。
サイバーでは結局その後、新条はチャンピオンになっていません。
だから新条の時代云々と言い出す人はいないでしょう。
でも、もしなっていたら、これからは新条の時代と言う人はいたでしょうね。
そういう観点で言うのならば、
エロゲの流れが決定的に変わったのは99年なのでしょう。
当時は自分でプレイして何か普通に面白いって程のゲームだよなって印象でしたが、
市場の流れという意味では『こみっくパーティー』の成功が大きかったのかなと。
今頃になってこみパの果たした意義が分かってきたように思います。
アイデスから主力をごっそり引き抜いたleaf東京の成功は、
リーフの躍進と共に事実上アイデスの存在を消し去ってしまいましたからね。
まぁ同時にリーフ本流すらも食ってしまった感がありますけど…
leaf東京ができてまだゲームも出ていない本当の初期の頃、
leaf東京の成否が今後の流れの鍵を握るとの意見はその時からありましたが、
あの時の私はそんな大げさなと思っていたものでした。
でも、今にしてみれば、そう言っていた人の見方が正しかったのだなと、
99年が大きな分岐点だったのだなと、
調べたり考えたりするほどそう思えてくるのです。
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