2010年の総括のようなもの katan レビュー

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2010年の総括のようなもの

昨年末にそろそろゲームの年間総括をと思ったのだけど、
『Gray Matter』の英語版が出なかったので後回しにしていたわけでして。
時期を逸したかなと思いつつ一応書いたのだけれど、
ふと思うところあって半分以上カット。
結局アダルトゲームだけを振り返ってみたいかと思います。

2010年のトップ5は現時点では以下の通り。
黄昏のシンセミア
紫影のソナーニル
処女はお姉さまに恋してる ~2人のエルダー~
私、メス奴隷にされてます。
最終痴漢電車3

結果的に名作と判断したのはシンセミアとソナーニルの2本だけど、
それに準じるような良作は一杯あったわけで、
トップ5もすんなり出てきました。

振り返ってみると、前年である2009年は散々な年でしたからね。
85年以降続いていたアダルトゲームの名作も、2009年で遂に途絶えました。
個性のあるゲームは同人とか小粒なのばかりでしたし、
フルプライス作品は初心者向けや入門用ばっかで、
新規層の取り込みには良かったのかもしれないけれど、
個人的には毒にも薬にもならないゲームが多かったように思います。
ここ20年でも2009年は1番駄目な年でしたね。
一応自分の評価はランクとして載せているわけですが、
全機種通じてADVの評価は甘めで、
例年なら多くが1ランク下がっていたように思います。
トップ5も『巨乳ファンタジー』と『愛妻日記』は確定するものの、
それ以降はどんぐりの背比べ状態で決めかねますしね。

その点、2010年は名作と言い切れるものは少なかったにしても、
補正抜きに良作と言えるものがそれなりにあったわけでして。
年々下降線だったのが上を向きだした感じで、
来年以降に少しだけ期待が持てそうな気もします。

もっともその2010年も見方を変えれば、
続編やファンディスクの年でした。
単純に楽しかったのも多かったけれど、
次につながる新たな展開が見えてこないという意味では、
それほど楽観もできないのかもしれませんね。

それと、昨年は同人ゲームを珍しく多くプレイし、
また楽しめたように思います。
個性という面では今では同人ゲームの方があるわけですが、
そこに技術的な底上げが加わってきて、
下手な商業作品よりも楽しめるケースが増えたんですよね。

全体では、3年続けて傑作と呼べるゲームがありませんでした。
つまり2007年が最後なわけで、私の時はそこで止まっているようです。
今年は昨年から延びた大物も何本かありますし、
傑作と呼べるゲームが1本でも多く出てほしいものですね。
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